Sequencerとは何か?
1. Sequencerとは整数を順番に出力するものです。VPEを起動して、Sequencerと
echoをつないでみましょう。
[画面を表示]
2. Sequencerをダブルクリックします。すると
のようなものが出ます。再生を押すと、Message WindowにECHO: 1からECHO:
100までが表示されます。このEchoというのはデバッグのときに便利で、出力
をMessage Windowに表示してくれます。すなわち、Sequencerからは1から100
までが順々に出力されていることが分かります。
[画面を表示]
連番ファイルからアニメーションを作る
ここでは連番ファイル(data1.dat, data2.dat .... data50.dat)から以下の
ようなアニメー
ションを作ることを目指します
[アニメー
ションを表示]
dataのサンプルをダウンロード
Importする
サンプルのdata??.datは、二次元データで、50×
50のグリッドデータで、
[データのImport]でつ
くった3次元データとほぼ同じように作られました。
まず、data1.dat data2.dat ... data50.datに対して、それぞれ
data1.general data2.general ... data50.generalを作らねばなりませんが、
これはいちいち、やってられません。でも。data1.datについてだけとり
あえず、data1.generalをつくって、中を見てみると、
file = /home/username/dxdata/data1.dat
grid = 50 x 50
format = lsb ieee
interleaving = record
majority = column
field = p
structure = scalar
type = float
dependency = positions
positions = regular, regular, 0, 1, 0, 1
end
だけで、たいしたことは書いてありません。この場合は一行目のfileのとこ
ろだけ代えてやれば、他のファイルにも使えるので、シェルなどで自動で
data??.generalを全部作ってしまいます。
VPE
1. 早速、VPEを作成します。
[VPEを表示]
2. ポイントは、Sequencerで出した連番をファイル名に
代えて出せばよい、ということです。これを行うには、Formatを用います。
Sequencerの出力はFormatの入力のまんなか(value)につなぎます。
Formatのtemplateを"data%d.general"のように書き換えます。この"%d"のとこ
ろに、Sequencerからの数字が入るしくみです。
[画面を表示]
3. ここでは、Sequencerからもう一つのFormat (template="time %d [sec]")
につなぎ、これをCaptionを通して、Imageにつないでいます。こ
れで、「time 32 [sec]」のようなcaptionが入ります。
4. 出力の所ですが、Image、RenderをWriteImageにつないで、ファイルを作り
ます。WriteImageのformatはmiffにします。
[画面を表示]
5. VPE中の残りの部分は、本題と関係ないので省略します。miffは使
いにくいので、gifアニメなどに変換するにはImageMagikをつかっ
て、
convert anim2d.miff anim2d.gif
のようにします。ほかの形式でもできます