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アスキーデータのインポート

アスキーデータのインポート


次のようなアスキー列をインポートする場合を考えます。
 -5.9670612E-02  4.6507098E-02   56.97681       359.6269       25.58690    
 -6.1652936E-02  5.2088883E-02   57.39816       357.6302       24.23564    
 -6.3650303E-02  5.7068329E-02   57.59857       354.9465       22.54439    
以下に続く
このアスキー列を、上からi行目の1列目がa(i)、2列目がb(i),3-5列目がベクトルx(i)と読み込みたいとします。すなわちx(i)= [x(i) y(i) z(i)]として
a(1) b(1) x(1) y(1) z(1)  
a(2) b(2) x(2) y(2) z(2)  
a(3) b(3) x(3) y(3) z(3)  
以下に続く
のように読み込みたいと思います。読み込むときに各i行にたいしてposition(座標系)を割り当てることを考えます。座標系は、何次元でも良いです が、ここではm x nの2次元配列に割り当てようと思います。i=1,2,3,,,Nだとすると、N=m x nです。先にどちらを動かすかを選べますが、ここでは先ずm側を動かそうと思います。すなわち、i=1は(1,1),i=2は(2,1),i=mは(m,1),i=m+1は(1,2)と言 う具合です。この場合、作成するgeneralファイルは以下のようになります。
file = データファイル名
grid = m x n
format = ascii
interleaving = field
majority = row
field = a, b, x
structure = scalar, scalar, 3-vector
type = float, float, float
dependency = positions, positions, positions
layout = 0, 15, 0, 15, 0, 15
positions = -180.0, 1.0, -90.0, 1.0

end
だいたい、意味は分かると思います。データファイル名、m x n、には適切な値を代入してください。先ずn側を動かす場合は、majorityを lowからcolumnに変更します。fieldで格納するパラメタ名を、structureでスカラーか何次元ベクトルなのかを指定します。typeで は型を、dependencyで各パラメタがpositionsに依存していることを指定します。さてlayoutと言うのはアスキーの行にどのように 数値が振り分けらているかを示しています。(無視する文字数、読み込む文字数) x field数となっています。今の例では15文字づつ格納しているの で、このような設定になっています。positionsには(開始点,幅)x 次元数の設定をします。この例では経度、緯度を1度づつ増やして割り当てて います。
ここまでできたら、あとは通常のようにVPEで[Import]を用いてImportすることができます。
*ポイント
アスキーデータ列をgeneralファイルを書くことでImportすることができる。